不思議な体験談

不思議な村の話

家の近所には小さい山があるんだわ。
入り口から中までアスファルトで舗装されてるんだけど、何で舗装されてるのか謎。
登山目的ってわけでもないし 伐採をやるわけでもない。
20年以上前からそんな感じだから、近所の婆ちゃんに聞いてみたら

婆「あそこは昔、色々あってな」

その色々を聞いても教えてくれない婆。
小学生の頃の俺はそれで納得してた。
ちなみに↓が入り口の写真な。木の葉が散っててアスファルトが見えないのは勘弁な。

近所にあった小さな山

それから高校生になってその山について自分でも調べたんだよ。

見た目にはそんなに高くない山なんだけど案外広い。

それで15年ぐらい前に人がやって来て家を立てたんだわ。

山の中に建てられた家

ちなみにその家には1年も人が住んでなかったと思う。

山の中の家の窓の近く

こんな感じで雨戸があって中は見れんのだが。

それでなぜか家の周りにはブルと簡易トイレが放置されっぱなしになってる。

気づいたら建ってて、人が住んでたのかどうかも謎。

別荘にしては小さいし、人が住むにも小さい。交通の便も不憫だしな。

山登っていくとこんな看板があったりな。

昔はなんか書いてあった気がするが今はわからん。

山の中にある看板

それでここが2年ぐらい前まで工事やってた場所。

山の中の工事現場

この工事も謎で伐採をやっていたと言われればそうかもしれないんだが、

俺が前見たときはデカイ缶? みたいなのを放置してた。

工事車両も沢山登ってたが今は放置やな。

で、本題に入るんだが

高校生の夏休み、暇だった俺はこの山を探検してみたいって思ってな。

ポテチとジャージ装備して山を登ったんだ、今思えばもう少し装備してけば良かったなと。

山の中の道

こんな感じの道を進んでいったんだが 実際に今日撮ってきた画像な。

1時間ぐらい登って、自分が今どこにおるかわからんくなったんやな。

どう考えても自分が悪いんだが、その時は怖くても先に進めばなんとなると思って前に進んだ。

んでどれぐらい登ったかわからんけど、喉が渇いたしポテチ食ってると水分無くなるしで大変だった。

そんな時に開けた場所で村みたいなものを発見したんだよ。

木造の家が5つぐらい並んでて、その家も時代劇に出てくるような木造の古臭い家。

それで畑作業をしている人が数人チラホラ見えた。

ここで既に怪しいんだが、喉が渇いてた俺はすいませーんと大きな声で畑仕事してたおっさんに話しかけた。

おっさん「お前、外から来たんか?」

俺「外? 多分そうです。それと水を……」

おっさん「ちょっと待っとり」

なんか竹筒みたいなやつから水くれたおっさんマジ良い人だった。

おっさん「そんじゃ村長のところ行くか」

この時はもうなにをされてもいいなって思えるぐらい、おっさんが神に見えた。

村長の家なんだが、別に他の家と特になにが違うってわけじゃなかったんだよな。

家の中にいた村長は白髪だらけの普通のじっちゃんだった。

村長「お主、村の外から来たのか?」

俺「はい、そうですけど」

村長「そうか……」

そっからなにも話が進まない。そんで俺から話を切り出してみることにした。

俺「あの、皆さんは外の街にでたりしないんですか?」

村長「犬神様がおるでの、外に出たらあかんのじゃ」

普段の俺なら宗教臭いって一蹴してたけど 村長の目がマジだったので黙っておくことにした。

そんでしばらくしてさっきのおっちゃんが戻ってきて、握り飯をくれた。

塩しかついてないけど空腹なら美味しいんだな。

おっさん「今日はウチにおいで」

俺「お世話になります!!」

おいでっていうのは遊びにおいでって意味だと思ってた高校生の俺。

おっさんの家に行ったら幸薄そうな嫁さんと芋っぽい顔した女の子がいた。

おっさん「おい芋! この人と遊んであげぇ!!」

芋「わかった!!」

それから一緒に遊んだんだが この村には他に子供が2人しかおらんから 4人で鬼ごっことか隠れんぼなんかをして遊んだ。

で、遊んでいる内に日が暮れてこれはそろそろ帰らなくちゃ拙いんじゃないかと、今更になって不安になってきた。

俺「おっちゃん、今日はもう帰りたいんだけど」

おっさん「もう遅いけぇ、この暗さで帰るよりも明日の朝帰り!!」

全くもって正論なので、少し不安だったけど世話になることにしたんだ。

夕飯は汁ものと飯と漬物な。そこでの夕食も美味しかった気がする。

それで夜になっておっちゃんたちに色々外のことを話した。

まあなに話しても嬉しそうに聞いてくれるのでべらべら俺が喋ってただけなんだが。

それで夜も深くなった頃、寝てたら誰かに揺さぶられて起きたんだけど、芋がトイレに行きたいと言って来た。

芋「トイレは外にあるけ、おとうちゃんたち起こさんようにな」

俺も半分寝ながら音を出さないように外に出たんだ。

そしたらいきなり芋が真顔になった。

芋「にいちゃん、早く外に逃げり!!」

俺「えっ? なにいきなり」

芋「ここにおったら生贄にされてまうで!!」

なにを言ってるのかわからなかったが、なにやらヤバイ感じはした。

俺「でも帰り道がわからない」

芋「にいちゃん、あっちから出てきたんやからあっち真っ直ぐ行けばいいやろ!!」

怒られて怖くなった俺はそっから走った。正直どこ走ったか覚えてないけど。

どれぐらい走ったかわからんぐらい走ってようやく電気がある道に出られた。

んで家に帰って親にド叱られたってだけの話。

自分でもなんも面白くないし、そもそも昔の話なので記憶が風化してあんまり覚えてない。

山にも今日登って以来、1度も登ってなかったしな。

ただ少し前に山に登るのは怖いけど、グーグルアースで探すのはいいんじゃね? と思って検索かけてみたんだ。

GoogleEarthから見た、山の中の集落

これが山の一部の写真な。よく見なくてもわかるけど白いのが見えるだろ?

これがなかったらこんな話垂れ流す気がなかったけど、 

この白いのがなんなのかわからないし、確認する気もないから。

ただ、世の中には不思議なことが多々あるんだなって話でした。

ちなみに↓が拡大画像な。

森の中の不思議な場所